創作の苦悩、どう乗り越える?現役クリエイターが選ぶ、心震える名作マンガ11選

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そんな風に感じて、この記事にたどり着いたのかもしれません。

「最近、作品作りが全然進まない…」

美大生や予備校生、そしてプロのクリエイターなら誰しも一度は経験する、あの出口の見えないトンネル。

私も同じ経験があるので、その気持ち、痛いほど分かります。

でも、大丈夫。

創作のヒントは、実はマンガの中に隠されているんです。

今回は、多くのクリエイターたちが「人生の教科書」として愛読するマンガを11作品厳選しました。

青春の葛藤や才能の苦悩、そして人間関係のリアルまで、あなたの悩みに寄り添い、前に進む勇気をくれる作品がきっと見つかります。

目次

なぜか筆が進まない…そのモヤモヤ、一体何が原因?

毎日机に向かっても、思うようにアイデアが浮かばない。

自分の作品に自信が持てず、SNSの「いいね」ばかり気にしてしまう。

美大受験や卒業制作、あるいは仕事で才能の壁にぶつかった時、創作活動は苦しい義務に変わってしまいます。

これは決して特別なことではなく、クリエイターなら誰もが経験する共通の苦悩です。

そのモヤモヤの正体は、あなたの創作を止めている、見えない心のブロック。

このまま放置すると、絵を描くこと自体が嫌いになってしまうかもしれません。

その悩み、マンガの主人公も抱えていた

創作の道は孤独だと感じていませんか?

でも、安心してください。

あなたが今感じている人間関係の悩みや才能への葛藤は、多くのクリエイター、そしてこれから紹介するマンガの主人公たちも、まったく同じように経験してきたことです。

彼らの物語に触れることは、孤独な旅に寄り添ってくれる仲間を見つけることと同じ。

登場人物が失敗したり、挫折したり、それでも成長していく姿を見ることで、「自分も頑張ってみよう」という気持ちが自然と湧いてくるはずです。

マンガが教えてくれる、創作の悩みを乗り越えるヒント

創作の悩みって、実は技術だけじゃないんですよね。

多くの場合は、ものの見方を変えたり、情熱を再燃させたりすることで解決します。

マンガは、単なる娯楽ではありません。

登場人物たちのリアルな美大生活や予備校での日常を追体験することで、彼らがどうやって青春の葛藤や恋愛の悩みを乗り越え、才能を開花させたのか、その具体的な思考プロセスを学ぶことができます。

こうして物語からヒントを得ることで、あなたは自分の悩みを解決するための、新しい視点やアプローチ法を手に入れられるはず。

迷ったらこの11作品!あなたの心を奮い立たせる珠玉のマンガリスト

創作の悩みを解決する、オススメの11作品を紹介します。

それぞれが異なる角度からクリエイターの葛藤を描いており、きっとあなたの心に響く作品が見つかるはず。

かくかくしかじか

高校時代の筆者のもとに、美術予備校の先生・日高先生が現れる。竹刀を振り回し「絵を描け!」と叱咤する先生との、美大受験をめぐる師弟関係と、やがて来る別れを描いた感動の自伝。

ななみん

ラストまで読むと「描け!」の重みが効いてきます…!


海が走るエンドロール

夫に先立たれ、生きる気力を失いかけていた65歳のうみ子。ある日、美大生の青年・海と出会い、「あなたは映画を撮りたい側の人だ」という一言で人生が動き出す。新たな夢に挑む、遅咲きの青春物語。

ななみん

60代から未経験のジャンルに進んでいくうみ子さんを見て、まだまだ自分も頑張ろうと勇気づけられました!


いつか死ぬなら絵を売ってから 

清掃員の青年・一希は、趣味で描いた絵を、美術を愛する資産家の青年・透に見初められる。奇妙なタッグを組んだ二人は、アートとお金が渦巻く世界で、”価値のある絵”を生み出していく。

ななみん

作り手だけじゃなく、作品を売る側・作品を買う側の心境も描かれていたのが新鮮でした。画家を目指す方は一度読んでほしい!


左利きのエレン

「天才になれなかったすべての人へ」という強烈なキャッチコピーを持つ物語。大手広告代理店で働く凡才デザイナー・朝倉光一と、圧倒的な才能を持つ天才画家・山岸エレン。二人の人生が交錯する中で、クリエイターとしての苦悩や葛藤がリアルに描かれる群像劇。

ななみん

すでに有名な作品ですが、時代に遅れて読んでいませんでした…。神作でした。


最後の秘境 東京藝大

妻が”藝大生”という主人公が、その奇妙な行動に興味を持ち、謎多き「芸術界の東大」に潜入。入試倍率は東大の3倍、しかし卒業後は半数が行方不明という、天才たちのカオスで抱腹絶倒な日常に迫る探検記。

ななみん

小説から入り、途中で断念しましたが、マンガがあると知り、読んでみたら大ヒット。


空をまとって

幼少期に「魔女のヌード」に魅入られた少年・ハロ。絵のモデルと出会った彼は、「ヌードを描いて東京藝大に合格する」という約束を交わす。天才や挫折を経験したライバルたちと切磋琢磨し、自身の個性を磨く美術青春ドラマ。

ななみん

自分の持ち味を一点特化して突き進む、主人公の強さを感じました。


ブルーピリオド

要領よく生きる高校生・矢口八虎は、ある日一枚の絵に心を奪われる。絵を通じて初めて「生きている実感」を得た八虎は、過酷な美大受験の世界へ。才能や努力、そして自分自身と向き合う、青春の物語。

ななみん

デッサンの辛い経験も呼び起こされるマンガ…笑
美大受験を乗り越えた猛者は本当にすごい…


ルックバック

自分の才能に自信を持つ藤野と、不登校の京本。漫画で才能を認め合う2人の少女は、やがて共同制作を始める。順風満帆な日々に、ある日すべてを打ち砕く事件が起きる…。

ななみん

個人的には、マンガより映画のほうがオススメ。Amazonプライムにあるので、まだ見ていない方はこの機会にどうぞ。


さよならソルシエ

19世紀末のパリ。天才画商のテオドルスは、無名の画家である兄フィンセント・ファン・ゴッホを世界に広めるべく、保守的な画壇に挑む。ゴッホがなぜ死後に有名になったのか、その裏に隠された兄弟の愛憎と奇跡の物語。

ななみん

テオドルスが主役のマンガもあったのかと衝撃。時代が時代なので、テオドルスが、SPY×FAMILYのロイドさんを思い出しました。


その「おこだわり」、俺にもくれよ!!

平凡な日常を、自分だけの「おこだわり」で豊かに生きる人たちを、漫画家・清野とおるが取材。ツナ缶の食べ方から目薬の使い方まで、独自のこだわりを持つ人々の生き様は、読むと明日から真似したくなるかも。

ななみん

「おこだわり」を持っている方=おもしろネタが身近にいるかもしれないという発想と、こういう人生の楽しみもあるんだな〜と感嘆。ポテトサラダの山くずしの楽しみ方とか。


定額制夫の「こづかい万歳」

月2万1千円のお小遣いでやりくりする漫画家・吉本浩二の金欠ライフ!お菓子に1万円を費やし、子どものおもちゃに頭を抱える。全国の定額制夫たちの知恵と工夫が詰まった、切なくて笑えるドキュメンタリー。

ななみん

YouTube動画でこちらのマンガを知ったのですが、作者の漫画家としてネタを探す姿勢が参考になりました!

番外編


うどんの女

美大の学食で働くバツイチの村田チカと、連日うどんを注文する美大生・木野。年齢も境遇も違う二人の間で、ちょっとした視線が、やがてじれったい恋心へと変わっていく。心の機微が丁寧な、年の差ラブコメディ。

ななみん

「美大生マンガ」として紹介されていましたが、思いっきりラブコメだったので、期待値ハズレでした…。ラブコメ視点なら面白いです!

これから読みたいマンガリスト

恋する名画

線は、僕を描く

惰性67パーセント

ミューズの真髄

おすすめYouTubeチャンネル「アートゥーン! / Artoone!」

東京藝術大学出身のクリエイター集団YouTuber。「芸術をもっと身近に」をコンセプトに、美術や音楽を面白く解説。彼らのユニークな視点と専門知識で、難しく思えるアートの世界が楽しく学べます。

ななみん

「アートゥーン!」のYouTubeチャンネルに出会えたおかげで、芸術に関する知見が増えました。これがきっかけで、東京芸術大学の「藝祭」にも足を運びました。

「アートゥーン!」の個人的推しYouTube動画

【ルール違反】有名曲の魔改造アレンジ企画をしたら、一人だけMV作ってきてカオス

アレンジするなら”魔改造”という着想が、藝大生らしいなと感じました。可愛いところ→LATINなところというオチも面白すぎます。こういう着想が得れる脳みそがほしい…。

ななみん

おばんさんは動画内でリアクションがすべて面白いので、毎回楽しみにしてます!「藝大声楽科除籍の声だけで神経衰弱してみた」のリアクションが最高。

【検証】初心者の下描きをプロが名画にしてみた結果

画伯(褒め言葉)でも、デッサンが上手ければ、こんな素敵な絵になるんだなと感じました。二足歩行ねこ可愛い。

ななみん

パソコンにシールとして貼って、癒やされたい。

藝大生による狂気のチョコ作り

食べられる”アート作品”って意外とないなと。目の前で自分が描いた作品を食べられるってどういう気持ちなんだろうなと思いました。料理とはまた違う視点なのかな。アート=食べれないという常識破壊された動画でした。

ななみん

クマチョコが可愛すぎたので、市販してほしい!

まとめ

クリエイターとして、壁にぶつかることは誰にでもあります。

今回ご紹介したマンガは、ただ面白いだけでなく、あなたの心に寄り添い、創作のヒントを与え、そして何よりも「前に進む勇気」をくれます。
ぜひ、あなたの心の支えとなる一冊を見つけて、また明日からの創作活動を全力で楽しんでください!

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この記事を書いた人

都内在住のマルチクリエイター、読書愛好家。イラストを描きながら、Adobe・生成AIに目覚める。速読をマスターし、年間3600冊読書読む。

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