先日、Xを眺めていたら「唐突横文字ワード」という言葉が目にとまった。例に挙がっていたのは「そう言いたいのもマウンテンマウンテンですが」という一文。『なんだそれ』と思いつつ、読んだ瞬間クスッと笑ってしまった。意味はちゃんと分かるのに、日本語としてはおかしい。そのズレが妙に心地よい。
考えてみると、聞き手も同じで「違和感はあるけど理解できる」という安心感がある。だから緊張が和らいで、自然と笑いになる。しかも不思議と、断定的に言うより柔らかく響く。意見を押しつけずに伝えられる、ちょっとした言葉の緩衝材に。
ルー大柴が日本語と英語をまぜて笑いを取っていたのも、同じ構造なのだろう。普段の会話を少し壊して、新しい響きを与える。そうした小さな違和感が、場を和ませたり印象を残したりする。
唐突横文字ワード。ただの冗談に見えて、実は会話をやわらげる実用的な表現。そんな発見をくれたXの一コマ。
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